気象病

梅雨の時期、これから訪れる台風シーズンに頭痛やめまいなどの症状が出る方が増えてきます。気象病とは正式な病名ではないですが、気圧の変化により起こる様々な症状の総称です。

どんな症状があるの?

  ☑ 頭痛
☑ めまい
☑ 疲労感
☑ 吐き気
  ☑ 喘息発作(呼吸器症状)
☑ 首や肩のこり
☑ 関節痛
☑ 痛み
☑ 手足のしびれ
☑ うつ
挙げればキリがないですが他にも様々な症状があります

なぜ不快な症状がでるの?

原因としては、気温や天気の変化により気圧が変わることで起こるといわれています。
気圧の変動が大きいと内耳(耳の奥にある)にある気圧を感知するセンサーが働いて、その先にある自律神経(体全体の調子を整える神経)が乱れてしまうことで様々な症状が出てしまいます。

この気圧を感知するセンサーが敏感な人ほど、様々な症状が出やすいといわれています。

どうしたらいいの?

気圧の変化がある以上完全に治すのは難しいですが、症状を緩和することはできます。

①自分でできること

 ・水分を取りすぎないようにする:熱中症予防も必要なので水分摂取は必要です。水分の飲み方としては一気飲みせず少しずつ飲みましょう。

 ・脂っこいものの食べ過ぎ注意:漢方の考え方ですが、油ものを多くとると体に水分がたまりやすくなるといわれています。

②病院でできること

 ・各症状に対して対症療法を行います:めまいであればめまい薬、頭痛であれば痛み止めなど。(一部市販薬でも対処可能です)

 ・漢方を使う:体の水の巡りを改善させる漢方があります