『マスクドライアイ』…あまり聞きなれない言葉だと思います。
マスクを装用することで、ドライアイの症状が出ることがあるようです。
しかし、ドライアイになるからと言って、
「必要な状況でもマスクをしなくていい言い訳にはならない」です。
そのことをご理解いただいた上で読み進めてくださいね。
【なぜマスクによってドライアイが引き起こされるのか】
マスクは、外に飛沫が広がるのを大幅に減らします。
しかし、吐き出された息は離散される必要があります。
マスクの位置や状態ズレにより、吐き出される息の方向が上向きになる可能性は高いです。
これにより、目の表面に強制的に空気が流れ、涙の蒸発を促すことになります。
呼気による風邪で涙が蒸発し、目の表面に乾燥する部分ができ不快感につながります。
このようにして起こるのが、「マスク関連ドライアイ」です。
マスク関連ドライアイは、
・涙の分泌が少なくなって乾きやすい高齢者
・コンタクトレンズを装着している人
・エアコンの効いた環境で長時間デスクワークをしたり、画面を見たりする人たち
など多くの方に影響を及ぼします。
つまり、どんな人でもマスク関連ドライアイになる可能性があるということです。
【どのように対応すればよいのか】
まずは病院できちんと診察を受けることをおすすめします。
受診の際には、
いつから、どんなときに、乾燥感やつらさ、不快感を感じているかお伝えください。
それ以外でご自分で「マスク関連ドライアイ」に対処する方法としては、
※必ず正しくマスクを着用すること
・マスクの鼻の部分のワイヤーを、しっかり肌に密着させること。
・サイズの合ったマスクを着用する事。
※眼鏡やサングラスをかけている場合は特に
・まばたきを妨げないよう、マスクの上端を慎重にテープで貼ってみましょう。
・エアコンの風に当たる時間を制限しましょう。
・「まばたき」を意識しましょう(TV・スマホ・PC使用時は特に!)
・デジタル端末を使う時は、定期的に休憩を取るようにしましょう。
・コンタクトレンズの使用時間を減らしましょう。
・蒸しタオルを眼の上に置き5分間温めた後、そっと目の周りをぬぐいましょう。
しばらくマスクをした生活は続くと思われます。
冬場は特に空気自体が乾燥しています。
ドライアイは点眼薬を点眼するだけで解決できる…という単純な問題ではありません。
今、つらさを感じているなら、
まず今すぐできる対策から始めてみましょう!
普段の何気ない生活の仕方、マスク着用の仕方を見直してみてください。